転職をして自分の生活に合った職場で働くようにするという考え方が広まって久しく、育児をすることになった女性が転職して仕事と育児を両立できるようにすることも多くなりました。
転職市場が開けている介護業界では特にその傾向は強く、出産を前にして予め転職しておくということもよくあります。
育児休暇を終えて復職してみたものの、両立が難しいとわかって転職することも珍しくありません。

しかし、転職してしまう前に考えておいた方が良い点もあります。
時短勤務が法的に認められるようになっているため、該当する職場で働いているのなら制度を利用できる可能性が高いからです。
時短勤務の制度を活用できれば短時間勤務と残業の免除が認められることになります。
子供が三歳になるまでは就業時間を短くして毎日定時に帰れるようになるため、育児と仕事を両立させるのは難しくなくなるでしょう。

必ずしもあらゆる介護施設で利用できる制度ではありませんが、もともと該当するような大きな介護施設に勤めていたのなら転職に労力を掛ける必要はないのです。
育児と仕事を行っていきたいと考えたらまずは制度としてどのようなものが定められているかを確認しましょう。
時短勤務を行っている間の待遇についても詳細に確認して、納得できる内容であれば転職を辞めて働き続けるのが賢明です。
もし該当する施設なのに制度が存在していないという場合には組合などを経由して訴えかけてみましょう。