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時短勤務制度と介護現場での二つの実情

法律によって時短勤務を認めなければならない現場が生じるようになったが、その影響は介護現場にも大きな影響を与えています。
現在では義務化された施設でも、実は以前から取り入れてきた場合が多いのが介護現場での実情なのです。
これは大きな施設しか義務化されなかった時期にも人材確保のための競争が激しかったからであり、大手の施設が制度として定めたからには競争するために小さな施設でも取り入れなければならなかったからだと思われます。
そのため、すべての施設で義務になってもそれほど大きな変化が生じなかった現場も少なくはありません。

もう一つの介護現場における実情として、時短勤務を利用していない人が多い状況が続いていることも挙げられます。
制度上は短時間勤務が認められるとはいえ、現場では人手が不足していて忙殺される状況になっているのでしょう。
その状況で働いていると育児のためとはいえ自分だけが短時間勤務をするのにためらいを感じてしまうことがよくあるからです。
現場の忙しさから自分が抜けてしまうわけにはいかないという義務感を感じ、時短勤務を利用しない傾向が強いのです。

また、法律で義務化されたことを知らないために利用していないということも珍しくはありません。
特別に認められるものではないという認識が広まれば、積極的に育児のために利用する人も増えるでしょう。
全ての施設で義務化される以前から取り入れられているために、利用をためらってしまう傾向が助長されているのが介護現場の現状なのです。